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世田谷区の障害相談支援のための『計画相談マニュアル』


障害相談支援のため、非常に参考になるマニュアルです。

こちらでも、共有します。
→ https://www.city.setagaya.lg.jp/03655/2904.html#p1

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医療的ケア児の支援体制充実に向けた検討状況


 自立支援協議会の一部会で、「医療的ケア児等支援連携部会」が構成されており、医療的ケア児の支援体制の充実が検討されています。
 保育園・幼稚園、小中学校、高校大学での安心安全な受け入れ態勢が進んでいくことを、期待しています。
 直近の課題として、以下、第5回自立支援協議会(2025.7.8開催)の場で、同部会から示されています。

https://www.city.chuo.lg.jp/documents/15512/ziritu4siryou2-4.pdf

・医療的ケアの正確な数の把握をすること
 対応策;把握機能の向上

・看護師不足、医療的ケア児の支援経験のある職員が限定的→受け入れる現場での不安感
 対応策;医療現場での豊富な経験を持つ医師による研修会や講演会等を継続開催。

・医療的ケア児コーディネーターの多くが資格取得はするが、実際の実務の経験を有する職員は少ない。
 対応策;区内の医療的ケア児コーディネーターの役割、配置について明確化。

・体制整備に向けては、関係機関での情報共有や連携が必須であるが、保育園、小学校等での連携がまだ十分と
は言えない。
 対応策;地域で必要な支援が受けられるよう医療、保健、福祉、教育等の連携体制をさらに充実させる。

以上




大森自治体行政学 東京大学金井利之先生によるご講演

『大森自治体行政学と特別区』と題した東京大学金井利之先生によるご講演を、2025.7.24に拝聴しました。
一昨年ご逝去された大森彌先生を追悼しての4回シリーズの講演会の最終回でした。

大森先生の人となりが彷彿とされるご講演の中、地方自治への大切なヒントをいただいた貴重な機会となりました。

大事な点は、ひとことでいうと、住民の中に入り、その文化までを肌身で感じ、それを職場内で議論して政策を作りあげ(臨床医モデル)、実践し、評価をするのが、自治体職員であり、そのモチベーションを高めるのが首長の責務であるということと、私は理解しました。
首長やその政策は、大事であるが、住民に根差したものであることが大前提であります。

●レジュメの構成のみ抜粋:

大森自治行政学と特別区

2025年7月24日
東京都特別区協議会
事務局総務課調査研究係

東京都千代田区一ツ橋2-6-3 一ツ橋ビル7階
電話 03-5213-0452


大森自治行政学と特別区

1.はじめに~個人的追想~

2. 「教師」

3. 「職業人」

(1)職業倫理
①精神修養

②「〇〇抜く」


(2)プロフェッショナリズム
①アメリカ行政学輸入研究

②プロフェッション論

③地域プロフェッション

(3)日本型地域プロフェッションの創出運動
①地域と文化

②リーダー養成

4. 日本型地域プロフェッショナルへ向けた地域人

(1)住民

(2)職員

(3)首長・管理職

5. おわりに

(1)町村主義者?

(2)人口問題

(3)特区制度改革

(4)「器」の改革への批判

以上

中央区の若者の課題について

2025.7.25、「「若い世代の生きにくさをどう支えるか」をテーマに、医療関係者で議論致しました。
私も、一演者として、問題提起を以下、させていただきました。


議論において、難しいと考えた点を記載します。

●18歳で、支援のメニューが、減ってしまうこと。
 教育委員会、子ども家庭支援センターの対象年齢からはずれる。

●相談したい親の相談できる相談先が、ない。

●区内の人数が、統計上どれだけかがわからないことがある。

●連携をとれる顔の見える関係づくり。

子どもから若者まで、支援できる体制づくりを引き続き、考えていきたいと思います。


マンション防災講習会、ーカイブ視聴できます!

●『始めよう。マンション防災~これから始める災害対策~』

●『管理会社が管理組合と共に取り組むマンション防災』

https://www.city.chuo.lg.jp/a0011/bousaianzen/bousai/bousaitaisaku/kousoujuutaku/manshonbousaikousyuukai.htm
l中央区主催の講習会、動画のアーカイブです。(ご視聴一つは、2025年8月31日まで。もう一つは同9月30日まで。)マンション居住の皆様、ぜひ、ご覧ください。そして、備えて下さい。

何か、備えるにあたって、疑問点など、ございましたら、お気軽にお声がけください。一緒に考えさせてください。
メール:小坂宛てkosakakazuki@gmail.com

所管課におかれましては、貴重なご講演を、一回だけに終わらせず、広く観られるようにご努力いただき、感謝申し上げます。


『令和6年度 区立小・中学校における不登校の状況について』

2025.7.9中央区教育委員会7月の定例会において、非常に重要な報告が出されました。

『令和6年度 区立小・中学校における不登校の状況について』

●令和6年度 中央区における不登校児童生徒数と出現率(令和5年度)
小学校102人1.09%(107人1.22%)
中学校113人6.19%(116人6.80%)

不登校という状況、その中には、学校に行かないことを選択している子、ホームスクーリングを行っている子含め様々だと思います。

大事なのは、その子が、充実した学びの時間を持てることだと考えます。 ひとり一人に、その子の可能性が伸ばせる、好きが見出せる、充実した学びの時間となることを願っています。一緒に考えて行きたいです。

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『自己決定で安楽死、尊厳死を選択するということ』

オランダ、ベルギー、スイスなど安楽死が認められる国もあります。
イギリス、フランスでも安楽死の法制化が国会で議論され、法制化される可能性もあります。

ジャーナリスト浅川澄一氏の安楽死に関するご講演を拝聴する機会がありました。

●安楽死:回復の見込みのない病気の患者が医師により薬物などを服用し、死を選択すること

●尊厳死:患者の意思によって延命治療を行わない、または中止すること

*セデーション(終末期鎮静):痛みを取る緩和

現在、尊厳死は、日本で認められていますが、安楽死は、認められていません。
欧米では、厳格な条件で、安楽死が、なされています。

●オランダの安楽死の6要件
①安楽死の要請は、自発的で熟慮された
②苦痛は耐えがたく治癒の見込みがない
③医師は病状や見込みについて十分に情報を与えた
④医師と患者が共に他の解決策がないと結論づけた
⑤別の医師と相談し、その医師が面談して要件を満たしていると判断した
⑥医師は十分な医療上の配慮を行い患者を絶命させた

*オランダでは「自発的な生命の終結協会(NVVE)」が主導している

●横浜地裁の「安楽死」4条件(東海大学病院事件判例1995年)
①耐え難い肉体的苦痛がある
②市が避けられず、死期が迫っている
③苦痛を取り除く手段を尽くし、他に方法がない
④生命の短縮を承諾する患者の明確な意思表示
(適用されたことはない)

本日は、大変勉強させていただきました。
医師として、生ききることをささえねばと思ってきましたが、安楽死の考え方も、理解する貴重な機会となりました。

今後のあるべき議論は、どのようにしていけばよいのだろうか。
かつて、2019年11月30日京都ALS患者林優里さん「安楽死」事件における裁判では、「安楽死」の観点からの議論は、十分につくされなかったとのことです。(2025年6月最高裁上告棄却で確定、医師に嘱託殺人、懲役18年)
医師、文化人類学者、法学者、宗教家などで、議論の場が、まずは、できないだろうか。
ただし、死生観は、欧米と東洋は大きく異なってもいます。
根源的なところから、十分に議論をしていく必要性があると考えます。

*参考文献
『安楽死で死なせて下さい』橋田壽賀子、文春新書
『高瀬舟』森鴎外、大正5年
NHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』2019.6.2
ノンフィクション『エンド・オブ・ライフ』佐々涼子

『文藝春秋』2017年3月号 「安楽死は是か非か」アンケート
「安楽死に賛成」の著名人33人を抜粋
浅利 慶太  大林 宣彦  角川 歴彦
金子 兜太  岸田 秀  久坂部 羊
倉本 聰  呉 智英  小林 亞聖
三枝 成彰  澤地 久枝  妹尾 河童
筒井 康隆  橋本 治  水木 楊
無着 成恭  山川 静夫  山田 太一
湯川 れい子  丹羽 宇一郎 野口 悠紀雄

「なぜ、安楽死に賛成か」(文藝春秋アンケート)
●大林宣彦 死こそは当人の自由であるべきです。死こそは自身の「表現の自由」の最後の砦だと信じるから・・・
● 呉 智英 母を91歳で亡くしました。この1年間は、激痛と不安に苦しみ、見ているこちらもやりきれませんでした 死にたい、殺してくれ、と言われるたびに、安楽死が可能ならそうしてやりたいと思いました。
●小林亞聖 自分があくまで自分である権利を守るため
●野口悠紀雄 死の選択も、個人の自由のうちに含まれる
●澤地久枝 生まれることは選べなくても、死ぬときは、自分らしくと思います。

以上

医療的ケア児の放課後デイ、築地に、誕生!!

施設長 森谷氏の熱い思いに応えたいと、 嘱託医を、させていただきます。

お声かけに、感謝。

障がいの有無に関わらず、ともに、遊び、学び、働き、暮らせる中央区でありますように。


多機能型重症児デイ ひかりの森
https://www.corp-on.com/

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幼稚園の先生方の育休制度や仕事と育児の両立支援制度が利用しやすくするための条例改正を、2025.7.1の区民文教委員会において審議しました。

議案;中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例
仕事と育児の両立支援制度の利用に関する職員への情報提供、意向確認、意向に沿った配慮をすることができるための改正

改正に至った背景、条例改正の目的と期待される効果、実施にあたっての課題について問いました。
課題は、各園の規模による育休の取りやすさ、取りにくさにあるとのことであり、では、その課題解決に向け、どうすべきか、一歩掘り下げて伺いました。

教育の現場の働き方改革、どうか、進みますように。



教育委員会側の答弁として

1、背景
令和6年5月の育休法改正を受けての条例改正。

2、目的
仕事と育児の両立支援制度の拡充に向けた規程整備。

3、期待される効果
多様な休み方が取れる
ニーズに合わせた働き方、休み方が取れる。

4、課題
園の規模によって、取得のしやすさ、しにくさがあり、
ワークライフバランスは、課題と認識。

5、その課題解決に向けた考え方
1)取得のしやすさ、しにくさの課題解決に向けた考え方。組織の風土、同僚の理解。

ある程度、計画的に人員を埋められるように、代替教員の配置の状況なども区内で情報共有し、配置できるようにしている。

2)情報提供がなされるということであるが、幹部の先生方から与えられる情報提供に差が出ないようにどうするか。

定例の園長会などで、情報共有し、質の差が出ないようにする。

3)情報提供の内容として、ロールモデルなど合わせた情報提供がなされると良いのではないか。

ロールモデル含め、情報提供していく。

4)条例改正により、育休の取得が進むなど判断する上での統計はなされているか。

統計は、取っている。本条例改正により、働き方改革が進む状況を点検評価していく。

以上

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誰が民生委員か、知られていない。
なられる場合のハードル
不在地域
中央区社会福祉協議会のささえあいサポーターらとの連携
「証明調査書」への対応が、非常に重積
見守る場合の名簿を適切に預けられること
個別訪問する場合のマンションのセキュリティーの関門
若いひとの参画
PTAらとの連携
災害時における助け合い名簿の有効活用
など。
2025.6.28